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アクロニス、集中管理に対応したVMware vSphere小規模仮想環境向けのバックアップソフト新版

 アクロニス・ジャパン株式会社(アクロニス)は1日、VMware vSphereを用いて構築された小規模仮想環境に向け、バックアップソフトの新版「Acronis vmProtect 9」を同日より提供すると発表した。アクロニスのWebサイトでライセンス版をダウンロード販売するほか、ソフトバンクBB、ダイワボウ情報システム、ネットワールドなどを通じてもパッケージ版などを提供する。

 「Acronis vmProtect」は、VMware vSphereによって構築された小規模仮想環境向けのバックアップ/リカバリソフト。VMware vSphere環境に構築された仮想マシン全体の迅速な復元や、個別のファイルおよびExchangeアイテムの抽出、バイナリ・設定・仮想マシンを含むESXiサーバー全体のベアメタルリストアなどに対応する。

 新版では、マイクロソフトの各種アプリケーションのサポートを強化した。Exchange Serverにおいて、データベース、メールボックス単位(Exchange 2013はデータベースのみ)の復元が可能になったほか、SQL Server、Active Directoryに対応。また、SharePoint Serverでも、サイトコレクションやサイト、アイテム(ドキュメントや添付ファイル)単位での復元に対応している。

 さらに、集中管理ダッシュボードを新たに搭載し、管理用のWebページから複数のvmProtectエージェントにアクセスできるようになった。加えて、vmProtecの構成ファイルのエクスポートとインポートを新たにサポート。タスクと設定を含むすべての構成をファイルにエクスポートして、同じvmProtectや他のvmProtectにインポートできる。

 価格は、ライセンス版、パッケージ版ともに1CPUあたり6万円(税別)。

石井 一志