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ISID、企業のフルクラウド化をトータルで支援する「フルクラウド統合サービス」

第1弾としてAWS向けのサービスを提供

 株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は8日、クラウドサービス「CLOUDiS」において、企業がすべてのシステムを単一のクラウド上で構築・運用するためのトータルサービス「フルクラウド統合サービス」を発表した。第1弾として、Amazon Web Services(AWS)のクラウド環境上に環境を構築する「フルクラウド統合サービスon AWS」を、10月8日より提供開始する。

 現在、企業ではTCO削減などを目的として、基幹システムを含むすべてのシステムを段階的にクラウドへ移行する、「フルクラウド化」のニーズが顕在化している。今回提供する「フルクラウド統合サービス」は、こうした企業の課題解決に向け、計画策定からシステム構築・移行、セキュリティ設計、運用・監視など、クラウドの全面活用に必要なすべてのサービスをワンストップで提供するものである。

 その第1弾が、AWSのクラウド環境を企業の全社的なシステム基盤として活用するための統合支援メニュー「フルクラウド統合サービスon AWS」。ISIDでは、2010年にAWSを活用したシステム構築サービスを開始し、AWS上でさまざまな企業のシステム構築や業務アプリケーションの提供を行って、ノウハウを蓄積してきた。

 このサービスでは、まず、こうした実績を生かし、フルクラウド化に向けたアセスメント、フルクラウド化を前提としたIT戦略の立案を支援する「フルクラウド化コンサルティング」や、フルクラウド化に向けたIT資産の移行プラン策定を支援する「フルクラウド移行計画策定」といった事前準備のサービスを提供。プロジェクトマネジメントの支援も行う。

 さらに、信頼性・安全性の高いアーキテクチャ設計、システム構築、システム移行、システムリフォーム、データ移行サービスを提供する「システムインテグレーション(システム構築/移行)」、AWS上での24時間365日の運用・監視サービスや、フルクラウドへの移行途中にでは企業のデータセンターまで網羅した運用・監視サービスを提供する「運用/監視サービス」も用意した。

 さらに、ISIDがAWS上で提供するサービスやサービスプラットフォームにより、各種業務システムの短期立ち上げを支援するほか、フルクラウド化に向けたセキュリティ対応策、ガバナンス強化、システム監査対応策などの策定も支援するとのこと。

石井 一志