ニュース

NECのクラウド環境構築・運用支援ソフト、フォーティネットのFortiGateを正式サポート

 フォーティネットジャパン株式会社(フォーティネット)は25日、日本電気株式会社(以下、NEC)のデータセンター向けクラウド環境構築・運用支援ソフト「WebSAM vDC Automation」が、アプライアンスプールの次世代ファイアウォールとして、フォーティネットのUTMアプライアンス「FortiGate」を正式にサポートしたと発表した。

 WebSAM vDC Automationは、データセンター内において、クラウド環境の構築・運用の自動化を支援するクラウド基盤ソフト。SDNの概念を取り込んでいるのが特徴で、OpenFlowに対応したNECのプログラマブルフロースイッチ「UNIVERGE PF6800」との連携により、仮想サーバーと仮想ネットワークの集中制御や、ネットワークの構築、運用の自動化を実現している。

 今回は、このソフトにおいて、FortiGateが正式にサポートされた。これにより、ファイアウォールの設計も、自動化された一連のワークフローに沿って実行されるようになるため、論理ネットワークの設計作業の単純化、作業時間の短縮化を実現するという。また、ネットワーク設定変更の際に、機器ごとの設定作業が不要になることから、データセンターの運用管理の負荷を軽減できるとした。

 なお、WebSAM vDC Automationの次世代ファイアウォールとして正式にサポートされるサードパーティ製品は、FortiGateが初めてとのこと。

石井 一志