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ニフティクラウド、Fusion-IOストレージを利用可能な物理リソース専有型プランを提供

 ニフティ株式会社は19日、パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」において、物理リソース専有型の「専有サーバー」を9月26日より提供開始すると発表した。米Fusion-ioのフラッシュストレージ「ioDrive」を標準搭載するなど、ハイスペックなサーバーリソースを利用できる。

 「専有サーバー」は、ioDrive、16コア分のCPU(Xeon E5-2690×2)、128GBのメモリを備え、共有ネットワークを利用できるサービスプラン。データベースなど一部の用途において、物理サーバーと同等のハイスペックなサーバーを利用したいというニーズに応えてメニュー化された。仮想化ソフト上にioMemoryを搭載しているので、ioDriveを設定する手間を省き、ディスクのパフォーマンスを最大限に利用できるという。

 また、同一ゾーン内の共有型仮想サーバーとプライベートネットワーク上で連携できるため、外部のデータセンターにある物理サーバーと連携する場合に比べ、レイテンシの低い状態でデータ処理を行えるのもメリット。さらに、ユーザー専用の物理リソースを提供する形態なので、パブリッククラウドに対応しないライセンス体系のソフトも利用できるとしている。

 利用するioDriveはioDrive2 365GB MLC。OSは、Cent OS 5.3/5.6/6.2/6.3、Red Hat Enterprise Linux 5.3/5.8/6.3、Ubuntu 10.04/12.04、Windows Server 2008 R2などを標準で選択可能。ニフティクラウドでイメージ化されたOSの持ち込みにも対応した。

 なお、提供開始時点ではeast-13ゾーンでのみ利用でき、価格は初期費用が10万5000円、月額費用が19万6875円。

石井 一志