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NEC、Xeon E5-2600 v2搭載のラック型サーバーなどを発売~Xeon Phiを搭載可能なメニーコアサーバーも
(2013/9/13 13:13)
日本電気株式会社(NEC)は13日、x86サーバー「Express5800シリーズ」で、最新のXeon E5-2600 v2プロセッサを搭載した2ソケットサーバー4製品を発表した。ラック型2製品、メニーコアサーバー1製品、ブレード型1製品を同日より販売開始する。
ラック型では、2Uサイズの「Express5800/R120e-2M」と1Uサイズの「Express5800/R120e-1M」をそれぞれ提供する。いずれも、Xeon E5-2600 v2を採用したほか、最大メモリ搭載量を従来の2倍となる1.5TBに拡大したことで、処理性能を従来比で30%向上。さらに、PCI Express 3.0に対応したRAIDコントローラにより、I/O性能も強化した。なお、このコントローラでは、キャッシュメモリにフラッシュメモリを採用しバックアップユニットの定期交換が不要になっている。
また、Windows Server 2012 Hyper-Vの自動セットアップに対応したシステムセットアップユーティリティ「EXPRESSBUILDER Ver.7」を標準搭載し、システムのセットアップ作業を支援できる点も特徴。運用管理をサポートするEXPRESSSCOPE エンジン3を強化し、OSの種類に依存しないネットワークのステータス監視や、故障発生時のためのリモートKVMの録画機能も実現した。
価格は、Express5800/R120e-2Mが47万8000円(税別)から、Express5800/R120e-1Mが40万4000円(税別)から。いずれもメモリセレクタブル(標準搭載なし)、ディスクレス構成で、SAS HDDの場合、それぞれ最大19.2TB、最大9.6TBを搭載できる。
メニーコアサーバーの「Express5800/HR120b-1」は、Xeon E5-2600 v2の採用で処理性能を最大23%向上。メモリは最大512GB、HDDは最大4TB(SATA)を搭載できる。また、コプロセッサの「Xeon Phi」は、7120P、5110P、3120Pの3種類から選択可能だ。価格は140万円(税別)から。
最後のブレード型では、「Express5800/B120e-h」を提供する。価格は47万8000円(税別)から。