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ネットワンパートナーズ、米Violin Memoryと米Tintriのフラッシュストレージを販売

 ネットワンパートナーズ株式会社は11日、米Violin Memoryのオールフラッシュアレイ「Violin Memory 6000シリーズ」と、米Tintriの仮想環境向けNAS製品「VMstoreシリーズ」を同日より販売開始すると発表した。

 Violin Memory 6000シリーズは、3Uサイズの筐体で最大100万IOPSと250μ秒以下の低遅延を実現できるハイエンドのフラッシュアレイストレージ。SSDストレージとは異なるインターフェイスと独自開発の内部構造を採用しており、可用性を保ちつつ、処理の高速化と低遅延を実現しているのが特徴という。

 ネットワンパートナーズでは、これを利用することで、基幹業務アプリケーションを高速化するとともに、消費電力・設置スペースを大幅に削減できるとしており、金融サービス機関、クラウドサービス事業者、コンテンツサービス事業者、ECサイト事業者など、大量のバッチ処理やデータベースの高速処理を必要とする企業、および大規模な仮想デスクトップ環境を導入している企業を対象に展開する。

 一方のVMstoreシリーズは、SSDとHDDを搭載したハイブリッド型のNASストレージ。VMware APIを組み込み、仮想マシンや仮想ディスク単位でのデータ管理を可能にしているのが最大の特徴で、仮想化環境に最適なパフォーマンス管理を実現する。また独自技術により、I/O処理の99%以上をSSDから返すようにしているため、HDDとのハイブリッド構成でありながら、高いパフォーマンスを提供できるとのこと。

 なおVMstoreシリーズは、VMware環境でサーバー仮想化や仮想デスクトップを活用している、もしくは検討している中堅企業を中心に提案を進めていく考えだ。

石井 一志