ニュース

デル、Compellentストレージを強化~オールフラッシュストレージなどを提供

 デル株式会社は28日、ストレージソリューション「Dell Compellent」の強化を発表した。オールフラッシュストレージ「Dell Compellentフラッシュ最適化ソリューション」や、新筐体「Dell Compellent SC280高密度エンクロージャ」などを提供する。

 新製品のうち、Dell Compellentフラッシュ最適化ソリューションは、OLTPデータ集約的なワークロードに求められる、低遅延および高IOPSといった要件を満たすように設計されたストレージソリューション。書き込み重視のSLC SSDと読み出し重視のMLC SSDなどを利用し、ストレージ全体でデータを自動階層化することで、ほかのフラッシュ最適化ソリューションに比べ、コストを最大75%削減できるという。また、OLTPワークロード処理中の遅延を1/1000秒以下に抑え、100K以上のIOPSを達成したとのこと。価格は、1792万856円から。

 またDell Compellent SC280高密度エンクロージャは、5Uサイズに最大84台のHDDを搭載可能なストレージ筐体。4TB HDDを利用すれば筐体ごとに最大336TBを保存でき、競合する2Uエンクロージャの最大2.8倍という高いラック密度を提供するとのこと。価格は1238万2420円から。

 このほか、ストレージコントローラソフトの新版「Dell Compellent Storage Center v6.4」も提供される。この新版では、SLCとMLCを含む、SSD全体の階層化をサポートする自動階層化機能を備えるほか、パフォーマンスをOracle Database、SQL Serverなどのデータベースに最適化したり、パフォーマンスセンシティブなアプリケーションのために読み込み時の遅延を最小化したりするなどの改善が行われている。

石井 一志