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サイボウズの「kintone」と応研の「大臣シリーズ」がデータ連携、モバイル活用を支援

 サイボウズ株式会社と応研株式会社は22日、サイボウズの業務アプリ構築クラウド「kintone」と、応研の業務ソフト「大臣シリーズ」をデータ連携させ、スマートデバイスから業務ソフトを利用するソリューションを提供開始すると発表した。

 今回の連携では、「kintone」で入力したデータが「大臣シリーズ」に取り込めるようにした。これにより、タブレット端末やスマートフォンといったスマートデバイスを活用して、外出先から大臣シリーズへ情報入力することが容易になったため、エンドユーザーの利便性向上が図れるとのこと。また、「kintone」のグラフ機能を利用し、「大臣シリーズ」のデータをより視覚的に参照できるようにする。

 加えて、サイボウズが認定する「kintone認定クラウドデベロッパー」資格を取得し、かつ応研のパートナー制度「大臣開発パートナー」でもあるパートナー企業により、連携テンプレートが提供される。

 8月22日の段階では、アリーナシステムの「kintoneを活用した『販売大臣Web EDI』連携」、コンピュータシステムの「kintoneと『顧客大臣』連携」が用意された。

 例えば後者では、展示会場で、iPadからkintoneで作成されたアンケートに入力をすると、「顧客大臣」にデータが登録され、別会場で再来場した場合でも、前回のアンケート内容を確認したり追記したりできる仕組みを提供できる。また、アンケート内容から「見込案件精査」「案件進捗確認」「ターゲットの抽出」「DM発送」を行うといった、業務の流れにそったフローも構築可能とのこと。

石井 一志