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荏原製作所、サイバーソリューションズのメールアーカイブ製品を採用

 都築電気株式会社とサイバーソリューションズ株式会社は6日、産業機械メーカーの株式会社荏原製作所が、サイバーソリューションズが提供するメールアーカイブシステム「MailBase」を採用したと発表した。

 荏原製作所では、BCP対応の一環としてデータセンター内の共通情報基盤の分散化、最適化配置を実施。クライアントにメールを残さず、スマートデバイスをはじめとしたマルチデバイスからアクセスできるメール環境を構築するため、大規模なWebメールシステムへ移行した。

 ただし、ユーザーあたりのメールボックスには容量制限があるため、メールボックスの容量増加への対策が必要になったほか、証跡としてアーカイブされたメールを、各ユーザーが自ら参照できるようにすることも求められていた。

 このため同社では、アーカイブソリューションであるMailBaseを導入。各ユーザーが通常のメールボックスを整理できるだけでなく、いざという時にはMailBaseのメール検索機能を活用可能になったという。

 なお荏原製作所は今回、約1万アカウントの大規模なメールアーカイブシステムを導入しているが、将来的には、各種スマートデバイスの普及を受けた多様な環境からのアクセスや、BYOD(Bring Your Own Device)の対応も検討しているとのこと。

 また同社は、すでにメールアーカイブシステムを導入していたものの、昨今、コンプライアンスがより重視される中でさまざまな監査要求への効率的な対応を求められており、今後はMailBaseの各種監査機能を活用する予定としている。

石井 一志