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エフセキュア、企業向けのWindows XP対応セキュリティ製品を2016年6月末までサポート

 エフセキュア株式会社は17日、セキュリティソフトのコーポレート向けライセンス製品において、Windows XPのサポート終了後も、一定期間サポートを継続すると発表した。

 Windows XPは、日本マイクロソフトのサポートが2014年4月9日に終了するため、以降はセキュリティ上の脆弱性が見つかっても、修正パッチなどは一切提供されなくなる。このため、サポート終了後も継続して使い続けることには、セキュリティやコンプライアンスの観点からみて大きな危険性がある。

 しかし、アプリケーションの互換性やアップグレードコストなどの問題から、現時点でも多くの企業で幅広く利用されているWindows XPが、サポート終了までにすべて最新のOSに入れ替わるのは難しいとみられているという。

 そこでエフセキュアでは、日本マイクロソフトのサポートが終了した後も、一定期間、Windows XPにインストールされているコーポレート向けライセンス製品に対し、延長サポートを提供するとのこと。これによって、Windows XPから最新のOSへの計画的なアップグレードを支援する。

 対象となるのは、「エフセキュア クライアントセキュリティ」「エフセキュア アンチウイルスワークステーション」のバージョン11で、2016年6月30日までサポートを継続する。

石井 一志