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NTTデータ ビズインテグラル、UIを刷新した基幹業務アプリケーション「Biz∫」新版

 株式会社NTTデータ ビズインテグラルは11日、グローバルERPパッケージ「Biz∫(ビズインテグラル)」の新版、「Biz∫ Ver.1.4」を発表した。ユーザーインターフェイス(UI)を刷新したほか、クラウド・マルチテナントに完全対応しているという。なお、この第1弾として、IFRS対応財務会計パッケージ「Biz∫会計 Ver.1.4」を7月1日より販売開始している。

 「Biz∫」は、会計、販売、人事などの基幹系業務から、グループウェア、BI(ビジネスインテリジェンス)、ワークフロー、MDM、EAIツールなどの情報系まで、さまざまなビジネスアプリケーションを提供するアプリケーションスイート。NTTデータ ビズインテグラルのアプリケーション製品に加え、国内外の有力なソフトベンダーと連携し、ベストオブブリードの製品をBiz∫ブランドのもとで提供している。

 今回の新版では、直感的に操作可能なUIを、アプリケーション基盤である「Biz∫APF」に実装。画面サイズや文字サイズの拡大、入力必須項目の強調表示、利用者ごとの画面背景色の変更などをサポートした。また、画面遷移を最小化し、仕訳検索一覧・ドリルダウン一覧から、原始伝票をダイレクトに表示するだけでなく修正が容易に行えるようにするなど、操作性を向上した。

 さらにグループ企業全体の経営強化に効果的な、シェアードサービスに対応。同一のデータベース上で複数企業のシステムを利用可能なクラウド・マルチテナント方式で、ログイン・ログアウトの操作の手間を省き、ユーザー登録や変更作業などを行えるシングルサインオン機能を実現している。これにより、「Biz∫APF」上で動作する「Biz∫会計 Ver.1.4」は、操作性・利便性の大幅な向上、グループ経営における運用作業負荷の低減を実現した。

 加えて、他アプリケーションの赤黒処理結果を仕訳連携可能としたほか、手形管理のサポートや伝票入力時に配賦率を指定して入力明細を自動で案分する機能、入金自動消込の精度向上など、ユーザーの声を反映した機能改善を実施している。

 このほかNTTデータ ビズインテグラルでは、中国語・英語対応と合わせて、保守サポート体制構築の進めており、増えつつあるアジアを中心とした海外での利用に対応するとのこと。

石井 一志