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シトリックス、XenDesktop 7やMDM製品「XenMobile」、オンラインストレージ「ShareFile」を国内提供

日商エレがXenMobileやShareFileを販売開始

 シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(シトリックス)は10日、デスクトップ仮想化ソフトの新版「Citrix XenDesktop 7」、モバイルデバイス管理(MDM)ソフト「Citrix XenMobile」、企業向けオンラインストレージ「Citrix ShareFile」の国内提供開始を発表した。

Project Avalonから生まれた初のリリース「XenDesktop 7」

 このうち「XenDesktop 7」は、デスクトップ仮想化のクラウドサービス(DaaS)を提供するための「Project Avalon」から生まれた初めてのリリースとなる。具体的な機能としては、画面転送技術「HDX Mobile」をサポートし、HDビデオを3G回線でも利用可能にしたほか、モバイル端末におけるタッチスクリーンでのスワイプなどの操作を、仮想デスクトップ側でスクロールなどの操作に変換するといった機能を搭載。モバイル端末からの利用をより促進するという。

 また、導入や管理をシンプル化し、これまではXenAppとXenDesktopで分かれていた管理体系を、FlexCast Management Architecture(FMA)に統合。現行バージョンのXenDesktopおよびCitrix XenAppと比べて、導入および運用管理のコストを大幅に削減できる。

 なお、XenDesktop 7の早期検証ユーザーとして、セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」などを運営している株式会社ユナイテッドアローズが検証を実施。同社では2011年からXenDesktopによる仮想デスクトップを展開しているが、今回、Windows Server 2012およびWindows 8のサポートなどの新機能と、iPad利用時のMobility Pack適用にメリットがあると判断し、XenDesktop 7の導入を決定した。

 さらに、XenDesktop 7のトレーニングコースおよび認定資格を新体系で提供することも発表された。新しい認定資格体系は、3つの新資格と各資格に応じたコースから構成される。運用・トラブルシューティング担当向けには「Citrix Certified Associate資格トラック」、構築・テストの担当向けには「Citrix Certified Professional資格トラック」、アセスメント・設計担当向けには「Citrix Certified Expert 資格トラック」が提供されるなど、今回の体系一新では、従来と比べて技術者の担当するプロジェクトフェーズ、求められるスキル別に、必要なコースと資格がより明確になったとしている。

 XenDesktop 7のトレーニングコースは9月以降に順次開始予定で、新しい認定資格は2013年秋にリリースされる予定だ。

日商エレがXenMobileとShareFileを採用、販売も開始

 2つ目のXenMobileでは、会社支給のデバイスや従業員が個人で所有するデバイスに対する一元管理機能を提供。3つ目のShareFileでは、ユーザーデータのモバイル化と安全なデータ共有を推進するとのこと。

 今回、日商エレクトロニクス株式会社(日商エレ)が、XenMobile EnterpriseおよびShareFileの導入を決定した。日商エレでは、XenMobile Enterpriseが持つMDX機能によって、同一端末内で仕事とプライベートの領域を明確に分離し、ビジネスで利用するアプリケーションとデータのセキュリティを確保できるようにすることで、安全なBYODを実現するとのこと。またはShareFileにより、VDIとスマートデバイス、ほかのメンバーとのシームレスなデータ共有を可能にしている。

 さらに同社では、すでに取り扱っているデスクトップ仮想化ソリューションに加え、XenMobileとShareFileの販売を開始。モバイルアプリケーションやSaaS/Webアプリケーションを含めたビジネス向けアプリケーションの提供と管理を実現し、モバイルデバイスとデータの管理を可能にする、統合的ソリューションを提供するとのこと。

石井 一志