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日立ソリューションズ、スマートデバイス向けの情報セキュリティソフトがWindows 8タブレットに対応

 株式会社日立ソリューションズは26日、情報セキュリティ対策を強化するソフト「秘文AE SmartDevice Extension」の新版を、8月30日より販売開始すると発表した。Windows 8に対応した点が特徴で、Windows 8タブレットのWi-Fi接続を制御することにより、社外でのインターネットからの情報漏えいを防ぐほか、内蔵ディスクとメディアの自動暗号化機能により、盗難・紛失に伴う情報漏えいを防止するという。

 「秘文AE SmartDevice Extension」は、スマートデバイスの内部ストレージと外部メディアを暗号化し、盗難・紛失時の情報漏えいを防止する製品。暗号化・復号は自動で行われるため、ユーザーが特に暗号化を意識する必要はない。従来はAndroid端末をサポートしていたが、今回よりWindows 8に対応し、Windows 8タブレットなどの内蔵ディスクでも暗号化機能が利用可能になった。

 さらに新機能として、企業のセキュリティ管理者が定めた無線LANアクセスポイントだけに接続を許可する機能を搭載。テザリングや個人所有のモバイルWi-Fiルータ、社外アクセスポイントの利用を防止し、インターネットからの情報漏えいリスクを低減するとした。

 また、「秘文AE SmartDevice Extension」と認証管理システム「AUthentiGate」、指静脈認証システム「静紋 JS1」を組み合わせれば、スマートデバイスの起動時およびスリープ復帰時のスクリーンロック解除に、指静脈認証やICカード認証を利用できるようになる。

 なお日立ソリューションズでは、今後、モバイルPCを含めたエンドポイントからの情報の不正な持ち出しを制御する「秘文AE IF Plus」において、「秘文AE SmartDevice Extension」のWi-Fi制御と同等の機能を、11月にも追加する予定としている。

石井 一志