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ファンケル、BCP基盤の認証に「SECUREMATRIX」を採用

 株式会社シー・エス・イー(CSE)は25日、株式会社ファンケルが導入したBCP対策システムの認証強化として、認証デバイス不要のワンタイムパスワード製品「SECUREMATRIX」を採用下と発表した。

 ファンケルでは、災害時にも使える従業員同士のコミュニケーション基盤を推進。リモートアクセスと仮想デスクトップで社内環境にアクセスし、メール、グループウェア、業務アプリをいつでもどこでも利用可能なシステムを構築した。

 課題となったのが認証だ。災害時は認証デバイスやPCが手元にないケースも十分考えられる。そのため、専用デバイスを必要とする認証製品は不向きと判断。デバイスに依存せずいつでも確実に使える「SECUREMATRIX」を認証製品として選定した。

 SECUREMATRIXは、64個の数字が並ぶマトリクス表からユーザーが決めた位置と順番を選んだ形がパスワードとなるワンタイムパスワード製品。認証のたびにランダムな数字が表示されるマトリクス表にパスワードとなる形を頭の中で重ね、合わさった個所の数字をパスワード欄に入力することで認証が完了する。

 ファンケルでは、今回導入したシステムを有事の際に限らず利用しているという。日ごろからシステムに触れることで災害時に備え、外出先や出張先での業務に活用することで投資効果を高めているという。

川島 弘之