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図研ネットウエイブ、Fortinet製品向けの検証センターを設立

 図研ネットウエイブ株式会社は18日、米Fortinetの全製品を対象にした独自の検証センターを設立すると発表した。このセンターの設立により、UTM(統合脅威管理)製品「FortiGateシリーズ」の性能・スループット、連携検証などがきめ細やかに実施できるようになるという。

 UTM製品のFortiGateシリーズでは、アプリケーションレイヤに対応した次世代ファイアウォール機能など、150項目以上の新機能を搭載した新OSの「FortiOS 5.0」が2012年にリリースされ、今まで以上にきめ細やかな脅威に対応できるようになった。しかし、これを利用するユーザー企業では、今まで以上に細かなサイジング、チューニング、連携を行う必要があるため、検証センターを提供することで、より安全に実環境の構築を進められるようにするとのこと。

 具体的な内容としては、多様なネットワーク機器との相互接続検証、IT基盤構築を目的とした機材の検証を行えるほか、ユーザー企業が実際に導入する環境を再現した動作検証も可能で、利用機能をもとにした機種選定確認、動作検証確認、互換性確認などを実施できる。

 また、物理アプライアンスはもちろん仮想アプライアンスについても環境を用意しており、仮想環境での利用も可能。AD(Active Directory)連携、各種Windows/Linux環境、回線エミュレータ、脆弱性検査ツールなども常時準備する。さらに、図研ネットウエイブのFortinet認定エンジニアが作業に付き添い、支援を行うとのこと。

 検証対象機器は、FortiGateシリーズに加え、FortiMail、FortiWeb、FortiAP、FortiToken、FortiAnalyzer、FortiManager、FortiVMといった、Fortinetの全製品。検証センターの利用料金は個別見積もりとなる。

石井 一志