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AMD、スケールアウト型サーバー向けの「AMD Opteron Xシリーズ」を発表

 米AMDは29日、スケールアウト型のサーバーに向けた省電力サーバープロセッサ「AMD Opteron Xシリーズ」(開発コード名:Kyoto)を発表した。第1弾として「AMD Opteron X2150」「AMD Opteron X1150」の両製品を提供されるが、前者はGPUを内蔵したAPUとなっている。出荷開始は2013年第3四半期以降の予定。

 AMD Opteron Xシリーズは、クライアント向けの「Kabini」と同じダイを採用した、サーバー/ワークステーション向けプロセッサ。CPUコアは4コアで、メモリはDDR3-1600に対応し、最大32GBまで搭載可能だ。

 新製品のうちOpteron X1150は、クロック周波数が最大2.0GHzで、消費電力は最小9W。一方のOpteron X2150は、クロック周波数が最大1.9GHzだが、GPUを統合しているため、消費電力は最小11Wとやや大きくなった。GPUはAMD Radeon HD 8000となる。

 なおAMD Opteron Xシリーズは今後、HPが提供する超高密度サーバー「HP Moonshot」に採用される予定。

(石井 一志)