ニュース

STNet、ユーザーが持つ重要なデータをバックアップする「STクラウドバックアップサービス」

 株式会社STNetは27日、ユーザーの重要なデータをデータセンターへバックアップする「STクラウドバックアップサービス」を発表した。最大1TBまで対応する「ラージタイプ」と、最大50GBまでの「スモールタイプ」をラインアップしており、6月1日より提供開始する。

 「STクラウドバックアップサービス」は、インターネット回線を通じ、ユーザー企業のデータをデータセンターへバックアップするサービス。このうちラージタイプでは、ユーザー企業のサーバー内にあるデータを、オンプレミス環境に設置するSTNet所有のストレージへバックアップし、さらにそのデータをSTNetのデータセンターへ遠隔地バックアップする。

 このようにバックアップデータが二重化されるため、災害や機器故障などに対しても強いほか、最大1TB(STNet以外の回線を利用する場合は最大300GB)までの大容量データに対応するという。なお、サーバーからストレージ機器へのバックアップについては、現在利用しているバックアップソフトが利用できる。

 価格例は、100GBの場合、月額費用4万2000円、初期費用5万4600円で、1年の最低利用期間が設定されている。

 一方のスモールタイプは、今回提携するNRIセキュアが開発した専用ソフトをインストールするだけで、最大50GBまでのデータを簡単にバックアップできる。保存したいファイルを特定のフォルダに入れるだけで、ファイルが自動的に分割され、複数のデータセンターに分散保管される仕組み。また、フォルダ内のファイル名をダブルクリックすれば自動的に復元され、いつもの使用感でそのまま編集可能とした。なお、1カ所のデータセンターが万一利用できなくなったとしても、もとのデータを復元できる。

 価格例は、5GB、1IDの場合、月額費用が2625円、初期費用が2100円で、最低利用期間は3カ月。

(石井 一志)