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ANA、NSSOLのデスクトップ仮想サービスを採用~1万1000台規模のDaaSを導入へ

 新日鉄住金ソリューションズ株式会社(NSSOL)、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(シトリックス)、ネットアップ株式会社は21日、3社の協業に基づいてNSSOLが提供するデスクトップ仮想サービス「M3DaaS@absonne(エムキューブダース)」を、全日本空輸株式会社(以下、ANA)が導入決定したと発表した。1万1000台規模での利用を予定している。

 ANAでは2011年から、昨今のIT環境の劇的な変化に伴い、働き方改革による生産性向上とワークライフバランスの実現に必要なIT環境を検討してきたが、その中で仮想デスクトップシステムの採用を決定。運用管理効率化、セキュリティ強化、コスト削減などを実現できる、M3DaaS@absonneの利用を開始したという。

 今後は、海外で業務を行っている社員も含め、ANAグループの約1万1000人を対象に順次サービス利用を拡大する計画。また、仮想デスクトップの活用により、安全なBYODの活用も進めていくとしている。

 なおM3DaaS@absonneは、NSSOLのIaaSである「absonne」上でシトリックスのデスクトップ仮想化ソフト「Citrix XenDesktop」を展開する、クラウド型のデスクトップ仮想化サービス。ストレージには、エンタープライズ向けのデスクトップ仮想化基盤として実績のある、ネットアップのNetApp FASが採用されている。

(石井 一志)