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チェック・ポイント、小規模向けUTMアプライアンス「600 Appliance」

次世代ファイアウォール機能など大規模向けと同等のセキュリティ機能を利用可能

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(以下、チェック・ポイント)は16日、小規模向けセキュリティアプライアンス「600 Appliance」を発表した。自社の大規模向け製品と同等のセキュリティ技術を活用している点が特徴で、ウイルスや迷惑メール(スパム)、不正なWebサイトなど最新のセキュリティ脅威から小規模環境のネットワークを保護できるという。価格は6万4000円から。

 「600 Appliance」は、ファイアウォール、VPN、侵入防御(IPS)、ウイルス対策、スパム対策、アプリケーション制御やURLフィルタリングなどのセキュリティ機能を統合して提供するアプライアンス。1台でインターネットアクセスやネットワーク接続の機能を提供できるほか、さらに、大規模向け製品にも搭載されている、次世代ファイアウォール機能や脅威対策機能も利用可能という。

 運用管理面では、ITに関する専門知識を持った従業員がいなくても容易に利用できるよう、事前定義されたセキュリティポリシーが利用でき、短時間で運用を開始できるほか、Webベースのツールで、シンプルかつ直感的に管理を行えるようにしたとのこと。

 ラインアップには、推奨ユーザー数などの違いで「620」「640」「680」の3種類が用意される。最大ファイアウォールスループットは、推奨100ユーザー(UTM利用時は50ユーザー)までの最上位モデル「680」の場合で、1.5Gbps。今後はWi-Fiオプションなどの提供も予定されている。

(石井 一志)