ニュース

コムスクエア、通知内容をカスタマイズできるクラウド型の電話通知サービス

 株式会社コムスクエアは24日、自動音声による電話通知機能を提供するクラウドサービス「パトロールクラリス アラートコール」を6月より提供すると発表した。これにより、システム障害通知や運用時のエスカレーションの効率化など、セルフマネジメントを支援するという。

 コムスクエアでは2009年より、「パトロールクラリス」や「パトロールクラリスCloud(SaaS)」と連携し、システム障害発生の検知時に、ユーザー企業がアップロードした音声ファイル(固定)をシステム担当者へ自動で電話通知する「アラートコール」サービスを提供してきた。

 今回提供する「パトロールクラリス アラートコール」は、これを拡張したもので、ユーザー企業が設定した通知内容での運用に対応する。具体的には、提供されるWeb GUIの管理画面を利用して、あらかじめ定義された音声通知設定を編集し、音声の大きさ、早さなどを、通知を受ける人にあわせて変更できるようにしたほか、平日勤務、夜間勤務、土日祝日といったシフトの状況に応じて、電話通知を受け取るユーザーやグループを設定することもできる。

 また、通知機能設定では、ユーザー側が記述した文字列を音声へ自動変換する音声合成機能を提供するほか、インターネット経由で受け取ったメール本文の音声合成にも対応した。さらに、通話履歴のレポート作成機能も備えている。

 なお、他社システムとの連携が必要な場合は、有償カスタマイズによる開発にも対応するとのこと。

 料金は通話数に応じたアクション課金の形態を採用し、価格は、初期費用が10万円、月額費用が月間100通知を含み10万円から。コムスクエアでは、企業やECサイトなどの障害通知、データセンター事業者向けの障害通知、災害時の情報通知といったサービスでの利用を想定している。

(石井 一志)