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日立、日立Sol、日立システムズ、3社のERP製品を統合した「FutureStage」

製造・流通・小売業向けパッケージとして展開

 株式会社日立製作所(日立)、株式会社日立ソリューションズ(日立Sol)、株式会社日立システムズの3社は15日、中堅・中小規模の製造・流通・小売業向けの事業を強化すると発表した。具体的にこれまで3社がそれぞれに開発・販売してきた中堅・中小企業向けERPパッケージ事業において、3社の製品を統合し、新たに業種や業務別に体系化した基幹業務ソリューション「FutureStage」として、同日より3社で販売を始める。

 統合する3社の製品は、製造業・流通業向けERPパッケージとして日立が開発した「GEMPLANET Ver.2」、日立Solが開発した「Fit-ONE」、日立システムズが開発した「TENSUITE」「e-RetailSeries」。これらを新ブランド「FutureStage」として販売する。

 「FutureStage」は、販売管理、生産管理、財務会計、管理会計、人事給与といった各業務を、製造や流通・小売などの業種別に体系化している。そのため、製造業・流通業の事業の成長や多様化に合わせて単体での導入や組み合わせての導入が可能。また、既存システムの更改として新たに導入する場合もワンストップで導入できるという。

 今後3社は「FutureStage」の適用製品を共同または分担して開発するほか、3社ならびにそのグループ会社が持つソリューションにも適用を広げるなど、ラインアップを拡充していく。

FutureStageのラインアップ

(川島 弘之)