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ファーストサーバ、データ保全を強化したクラウド型グループウェア「desknet's HR」

ヤフーのクラウドストレージを採用、東西2拠点のデータセンターで6重に保管

 ファーストサーバ株式会社は4日、株式会社ネオジャパンと協業し、クラウド型グループウェア「desknet's HR」を5月8日から提供すると発表した。

 「desknet's HR」は、ネオジャパンの最新グループウェアである「desknet's NEO」をベースに、拠点分散によってデータ保全を強化したクラウド型グループウェアサービスである。

 desknet's NEOは、ユーザーインターフェイスにHTML5を全面採用しており、従来型のグループウェアと比べて見やすさと使いやすさが向上しているほか、タブレット端末やスマートフォンにも標準で対応する。グループウェアの機能としても、「スケジュール」「インフォメーション」「設備予約」「回覧・レポート」「文書管理」「ワークフロー」など全25種類を提供。さらに、Twitterライクなコミュニケーションを行える「ネオツイ」など、ソーシャル機能についても力を入れている。

 すでに、desknet's NEOのクラウドサービスはほかでも提供が始まっているが、desknet's HRでは、信頼性の高いバックアップ環境にこだわっているのが差別化ポイントになるという。具体的には、Yahoo! JAPAN(ヤフー)が提供する拠点分散型のクラウドストレージサービスを採用。データは拠点ごとに3重のコピーを持ち、他の拠点に自動的にレプリケーションされる仕組みで、高い信頼性と可用性を確保するとした。

 また、バックアップは日次で実施され、3世代までの保管に対応。SSL暗号化と、接続元IPアドレスによるアクセス制限も標準で提供される。

 価格は、1ユーザーあたり月額420円からで、最小5ユーザーから利用可能。ディスク容量は実質無制限で提供するため、データ容量を気にせず利用できる点も特徴という。

 なお、すでにパッケージ製品を購入済みの場合は、ライセンスの持ち込みにも対応し、ユーザー単位での利用と同様に、ディスク容量は実質無制限で提供するとのこと。こちらの価格は、月額基本料金が5250円、月額利用料金が5ユーザーあたり945円。

(石井 一志)