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イズミヤ、ハイブリッドシステム「IBM zEnterprise System」を採用~UNIXサーバー15台を統合

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は3日、イズミヤ株式会社が、メインフレームとオープン系システムを一体化させたハイブリッドシステム「IBM zEnterprise System」によって次世代システム基盤を構築したと発表した。

 イズミヤでは、メインフレーム「IBM zEnterprise 114」(以下、z114)と、その拡張ユニットである「IBM zEnterprise BladeCenter Extension」(以下、zBX)を組み合わせ、zEnterprise Systemの環境を構築。このたび、分散システムとして稼働していたUNIXサーバー15台をzBXへ移行させ、3月14日より稼働開始したという。

 この新システム基盤では、商品の発注から納品、販売、支払いまでを管理する基幹システムとしてz114を使用するほか、今回稼働開始したzBXを、商品情報に関するユーザーとのインプット/アウトプットインターフェイスを支えるシステムとして利用している。

 zEnterprise Systemは、こうした異なるプラットフォームの混在環境を一元管理できるため、効率的なシステム監視が可能になるなど、運用の仕組みも簡素化され、管理の負荷やコストを低減できるとのこと。

 イズミヤは今後、100台以上の分散サーバーも順次zEnterprise Systemに統合し、IT管理コストの20%削減を目指すとしている。

 なお、このシステム基盤のホスティングとシステム移行は、株式会社JSOLが担当している。

(石井 一志)