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日本オラクル、データベースマシンの新モデル「Oracle Database Appliance X3-2」

Oracle Database Appliance X3-2

 日本オラクル株式会社は28日、データベースマシンの新モデル「Oracle Database Appliance X3-2」を提供開始したと発表した。従来モデルと比べて性能を最大2倍に、ストレージ容量を最大3倍に向上させているという。

 「Oracle Database Appliance」は、Oracle Database 11g Enterprise Editionと、運用管理ツール、サーバー、ストレージ、ネットワークといった、データベースインフラとして必要な構成をセットにして提供するエンジニアド・システムである。

 その新モデルとなる「Oracle Database Appliance X3-2」では、Oracle Linuxが稼働する「Sun x86」サーバー2台、18.8TB(18TB HDD+800GB SSD)容量のストレージ1台を基本構成としており、拡張シェルフ「Storage Expansion Shelf」を接続することにより、最大で37.6TB(36TB HDD+1.6TB SSD)までストレージを拡張できる。

 また、サーバーにはXeon E5-2690(2.90GHz、8コア)が4基搭載されているが、独自機能によってCPUコアの使用を制限でき、最小4コアからのスモールスタートに対応。必要なCPU性能にあわせて32コアまでライセンスを拡張可能なため、不要なライセンスコストを削減できるとした。

 管理面でも、構築やパッチ適用、データベース展開をシンプルに実行する仕組みを備えるほか、障害通知機能の自動化などにより、高可用性データベースの構築・管理に必要
とされるコストや負担を軽減。特殊なスキルがなくても利用できるようにしているとのこと。

 価格は652万1742円(税別、ハードウェア構成のみ)から。

(石井 一志)