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日立ソリューションズ西日本、中小規模図書館向けのSaaS型業務サービス

 株式会社日立ソリューションズ西日本は、図書館業務に必要な機能をクラウドサービス化し、4月1日より提供開始すると発表した。蔵書20万冊以下の中小規模図書館に向けて提供される。

 今回発表されたサービスは、日立の公共向け図書館情報総合システム「LOOKS-i」をベースに、日立ソリューションズ西日本が中小規模向けのSaaS型サービスとして構成したもの。図書の貸し出しや返却処理、資料検索、来館者向け館内OPAC(Online Public Access Catalog:オンライン蔵書目録)、非来館者向けWeb-OPACなど、図書館業務に必要とされる各種機能をWebブラウザから利用できる。

 また、ベテラン職員から初任者まで簡単に使えるよう、操作性についても配慮されており、使用頻度の高い機能ボタンをトップページに設定できるなど、ユーザーや各職員の担当業務にあわせ、使い勝手を高めたという。

 さらに、クラウドサービスであるため、新たにシステムを構築する場合と比べて迅速に導入できるほか、初期導入コストの削減や運用負荷の軽減を実現しているとのこと。

(石井 一志)