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SCSK、千葉県印西市に国内11カ所目のデータセンターを建設
~2014年末のサービス開始を予定

 SCSK株式会社は11日、新データセンター「netXDC」を千葉県印西市に建設すると発表した。SCSKでは国内11カ所目となるデータセンターで、同社の既存データセンターと隣接して取得した土地(1万9260平方メートル)に、第1期棟として建設される。総投資額は約145億円を見込んでおり、サービス開始は2014年末の予定。

 新設される「netXDC」は、延べ床面積が約1万3000平方メートル、1600ラック規模の郊外型データセンター。1ラックあたり平均8kVA(実効)が可能な高効率性を備え、SCSKが提供しているクラウド基盤「USiZE(ユーサイズ)」シリーズの中核センターとして位置付けられる。

 また、縦揺れと横揺れの両方を低減する技術などを採用し、国内最高レベル基幹系システムのアウトソーシングも実現可能な高い安全性を備える予定で、ミッションクリティカルシステムの運用実績を持つSEを配置することにより、高度な基幹系システムの運用にも柔軟に対応できるサービスを提供するとした。

 環境面についても、外気冷房の導入による省エネルギー化を予定しており、PUE1.3程度を目標に対応を進める考え。なお完成後も、データセンター需要の動向に応じて、延べ床面積を最大3万6000平方メートル、約4800ラック規模までの拡張を検討するとのことだ。

(石井 一志)