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東芝Solがシンガポールに新拠点、日系・現地法人にICTサービスを提供

 東芝ソリューション株式会社(東芝Sol)は11日、4月1日付けでシンガポールに拠点を開設し、ASEAN地域における事業活動を開始すると発表した。シンガポール拠点は、東芝の現地法人である東芝アジア・パシフィック社内に設置し、めざましい発展・成長を遂げているASEAN地域における東芝グループ各社、日系企業ならびに現地企業にICTソリューションを提供していく。

 シンガポール拠点での事業概要は、「データセンターの利用によるクラウド事業」「クラウド基盤を活用したITサービス事業」「自製プロダクトの提供」の3点。

 クラウド事業では、東芝および東芝Solが提供する東芝データセンターを利用し、東芝グループ各社、日系企業ならびに現地企業に対して、クラウド基盤と各種クラウドサービスを提供する。

 ITサービス事業では、東芝Solの技術やノウハウをベースにITサービスをクラウド基盤上で提供する。また、ASEAN地域に近接したインドとベトナムにある東芝グループのソフトウェア開発拠点の活用により、高品質で低コストのSIサービスを実現するという。

 自製プロダクトの提供では、ストレージ製品をはじめとした自製プロダクトをデータセンター事業者などに提供するとともに、販売パートナーを活用することで、ASEAN地域の顧客に幅広く提供する。

 今後、東芝SolはASEAN各地にある東芝グループ各社と連携し、広くASEAN地域での事業拡大を図る考え。

(川島 弘之)