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アイネット、HDX対応SoCを搭載したシンクライアント端末「NComputing NSeries」

 株式会社アイネットは7日、Citrix HDX専用シンクライアント端末「NComputing NSeries」を販売開始すると発表した。2月28日の提供開始を予定する。またNComputing NSeriesの発売に伴い、VAiOSプライベートクラウドサービス上で展開するDaaS「VIDAAS」とNComputing N Seriesを用いた、Hosted Virtual Desktopサービスも提供開始する。

 NComputing N Seriesは、パフォーマンスと帯域を調整して高い品質を提供するシトリックスの「HDX」機能に対応したシンクライアント端末。HDX機能を最大限に発揮するため、SoC(System on Chip)化された独自プロセッサ「Numo 3」を搭載しており、低コストかつ高品質・高機能を実現したという。また消費電力も5W未満と、低く抑えられている。

 ラインアップには、HD 720pまでのHDXセッションを支援できる「NComputing N400」と、HD 1080pまでのHDXセッションを支援できる高機能型の「NComputing N500」を用意する。特に後者はGigabit Ethernet(1000BASE-T)を搭載し、熟練のユーザーが要求する、十分なマルチメディア能力を提供できるとのこと。価格はそれぞれ、1万9800円(税別)、2万6000円(税別)。

 またNComputing N Seriesでは、VIDAAS(XenDesktop/XenApp)、VIDAAS Lite(VDI-in-a-Box)、VIDAAS 324(XenDesktop for PC Server)の各DaaSサービスに対応する。価格例は、VIDAAS(XenDesktop)の場合が月額6500円(税別)/ユーザー、VIDAASR Liteの場合が月額3000円/ユーザー、VIDAAS 324の場合が月額5200円(税別)/ユーザーで、各サービスとも別途初期費用がかかる。

n400【左】とn500【右】

(石井 一志)