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富士通システムズ・ウエスト、PC単体でのリカバリに対応した運用支援ソフト「瞬快」新版

 株式会社富士通システムズ・ウエストは1日、PC運用を支援するソフトの新版「瞬快 Ver.11」を発表した。同日より販売を開始する。

 「瞬快」は、PCの運用管理にかかわるさまざまな作業を効率化するソフト。導入・展開・環境維持・変更・障害復旧といった一連の機能を備えており、ファイルの追加/削除といった環境への変更が行われても、PCを再起動さえすれば正常な環境へ瞬時に復元する「瞬間復元機能」や、資源配布、ディスクイメージ配信、利用情報収集、ディスク一斉消去などの機能を提供している。

 新版では、最新クライアントOSであるWindows 8/8Proに対応したほか、サーバーOSも最新のWindows Server 2012に対応。またリカバリ機能が改善され、USBデバイスに格納したリカバリ用ディスクイメージから、PC単体で復旧できるようになった。

 さらに、「瞬快」が収集したPCの機器情報、利用情報などを、クラウドサービスである「IT Policy N@vi」側に送信・格納することで、ユーザー企業の所有IT機器全体を一元的に参照・分析できるようにしている。

 ラインアップは、利用可能な機能に応じて、従来同様、nami[並]、jyo[上]、tokujyo[特上]を用意する。nami[並]では、瞬間復元、PCのリモート管理・保守、利用情報収集、PCの棚卸し、IT Policy N@vi連携といった機能に対応するほか、jyo[上]では、これらに加えてディスクイメージ配信も利用できる。tokujyo[特上]は全機能を利用可能だ。

 価格は、nami[並]の場合で9500円(税別)から。

(石井 一志)