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NTT Com、クラウド型「Bizメール」に社内SNS機能を追加

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は1日、企業向けクラウドメール「Bizメール」において、社内SNS「タスク管理サービス」の提供を開始した。社内コミュニケーションの活性化やプロジェクト管理の効率化に最適なオプションサービスとして、生産性の向上や新たなアイデアの創出を支援する。月額費用は150円(税別)/ID。

 タスク管理サービスでは、プロジェクト内のコミュニケーションやファイル共有を1つの画面で管理できる。このため、複数のメールを行き来して進ちょく状況を確認したり、メーラーと共有フォルダを行き来したりするなどの煩雑な作業を減らせる。また、ファイルのバージョン管理が可能なため、資料や設計書、原稿など1つのファイルをプロジェクトメンバーで更新していくといった業務にも適するという。

 Bizメールのオプションサービスとして提供されるため、メールで通知した内容を社内SNS上に同期することも可能。メールによる周知と同時に個々のメンバーにタスクを自動で割り当て、実施状況の確認や実施に向けた議論が行える。メールに添付した資料も登録され、資料がダウンロードされたかを確認できるため、周知・確認の作業も減らせる。

 蓄積されたファイルや投稿された過去の議論はいつでも検索可能。ファイルをバージョン管理するとともにコメントも付与できるため、全社に蓄積されたナレッジも有効活用できる。共有フォルダは全体の構成をツリー表示できるので、目的のファイルを探すのも容易だ。

 社外の取引先のメンバーも交えてプロジェクト管理することも可能。社外ユーザーは許可された特定の領域しかアクセスできないように制限できる。

 提供機能は「メッセージ投稿機能」「グループ機能」「タスク管理機能」「メールによるタスク登録機能」「ファイル共有」。利用料金は初期費用が3万円(税別)、月額費用が150円(同)/ID、ディスク追加費用が1000円(同)/10GB。Bizメールの基本サービス料が別途必要。

(川島 弘之)