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データホテル、北米の3カ所に企業向け高速データ転送サービスの通信拠点を開設

 株式会社データホテルは31日、企業向けの大容量データ転送サービス「クラウドコネクト」の通信拠点(転送リージョン)として、米国東部(バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、米国西部(北カリフォルニア)の3カ所を開設すると発表した。

 クラウドコネクトは、独自の高速通信プロトコル「SkeedSilverBullet Protocol」を用いて世界中を結ぶ仮想ネットワークを構築し、通常のインターネット通信よりも最大で数十倍高速なデータ転送を可能にしたクラウドサービス。今回、北米に3カ所の転送リージョンを追加したことによって、日本・北米間の大容量データ転送をより高速に行えるようになったという。

 価格は、1拠点への転送(バージニア北部拠点)を行う場合、一時保存領域500GB、 月間転送量上限1.5TB、最大転送速度300Mbpsで月額9万4500円から。

 データホテルでは、日本と北米間でのゲームシステムの開発、企業データやCADデータのやり取り、各種システムのデータ連携、海外クラウドを利用したビッグデータ解析のためのデータ転送など、幅広い用途での利用を見込んでいる。

 なお今後は、アイルランド、シドニー、シンガポール、サンパウロなどに転送リージョンを開設する予定だ。

(石井 一志)