ネオジャパン、1アカウント月額210円のクラウド型メールサーバーサービス

　株式会社ネオジャパンは11日、株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ（以下、NTT PC）と協業し、クラウド型メールサーバーサービス「desknet's on Cloudメールサービス」を同日より提供すると発表した。自社のグループウェア「desknet's」などのユーザー向けに対象を限定しており、価格は1アカウントあたり月額210円。

　「desknet's on Cloudメールサービス」は、クラウド上のメールサーバーを提供するサービス。desknet'sやdesknet's NEO、Webメール「Denbun」、顧客対応管理システム「desknet's CAMS」などのdesknet'sシリーズユーザーのみが契約できる専用オプションサービスとして位置付けられた。ただし、各製品の利用形態はクラウド/オンプレミスを問わない。

　基盤としてはNTT PCの「WebARENA」を利用しており、専門スタッフが24時間365日体制での運用を行っているため、安定したメール基盤を提供可能。また、ユーザー企業が保存しているメールデータはRAIDによって保護されるほか、定期的なバックアップも実施する。さらに、利用するシステムは物理的に異なる別のシステムにも1日1回データをバックアップし、重要なメールを保護するとした。

　セキュリティについても、Symantec製品を利用したウイルス対策や迷惑メール（スパム）フィルタを標準で提供する。

　利用可能アカウント数は最低25から最大200（2月に300まで拡大予定）で、25アカウント以上は1アカウント単位で契約可能。メールボックス容量は1アカウントあたり1GBで、プロトコルはPOP/SMTPに対応し、IMAPはサポートしない。またオプションとして取得済みドメインの移設、ドメイン取得代行なども行う。

　なお、メール管理者向けにはWeb GUIの管理画面が用意されており、アカウントの一括登録/削除、ドメイン一括通知、登録メールアドレス一覧取得などを行える。