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NECがミャンマーにブランチオフィス、2013年1月に開設

 日本電気株式会社(NEC)は25日、ミャンマーにブランチオフィスを開設すると発表した。

 NECは、2013年1月にミャンマー連邦共和国ヤンゴン市にブランチオフィスを開設し、活動を開始する。同支店の開設により情報収集や市場調査を強化し、新たな事業機会を開拓。また、ネピドー市のオフィス開設についても準備を進めている。

 ミャンマーでは、地理的条件や豊富な天然資源に恵まれた環境に加え、民主化の流れが加速していることから、各国企業の進出計画が相次ぎ、今後高い経済成長が期待される。一方、固定電話/携帯電話の加入率は人口(約6200万人)の3%であるなど、社会インフラは未整備の状況にある。このような中で政府は、2015年までに携帯電話加入率50%引き上げなど通信インフラの構築計画を打ち出しており、これをベースとしてさらに金融システムやITシステムの整備が進むと見込まれている。

 NECはこれまで、ミャンマーにおいて35年にわたり電話交換機、無線装置、衛生地上局、放送システムなどの通信インフラ整備に寄与してきた。今後は、国内の通信インフラに加え、海底ケーブルなどの国際通信網、急速に開発が進む工業団地などのICTインフラ、防災やセキュリティ、電子政府などのソリューションや、サーバーといった量販製品の提供など、同地域の官公庁、現地企業などの顧客ニーズに迅速に対応できる体制を整えるとしている。

(川島 弘之)