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テクマトリックス、ソフト開発管理プラットフォーム「Parasoft Concerto」

ソフト開発の進ちょくと品質管理を支援

 テクマトリックス株式会社は21日、米Parasoftが開発した「Parasoft Concerto」日本語版の販売を開始した。

 Concertoは、ソフト開発の進ちょくと品質管理を支援するソフト開発管理プラットフォーム。ポリシーの設定から、ポリシーに沿ったワークフローの推進、タスク管理、QA、コンプライアンスの監視といった機能を提供する。

 機能安全規格(ISO 26262/IEC 61508)、医療機器ソフトウェア安全規格(IEC 62304/FDA)などの規格・規制に対応。これらの要求事項を具体的なタスクとして定義する。タスクはワークパッケージに相当し、マネージャやプロジェクトリーダーの計画に基づいて担当者にアサインされる。日々の作業状況は、タスクの更新によってConcertoに反映されるため、Concertoにアクセスするだけでプロジェクトの進ちょく状況を把握できる。

 ワークフロー機能を利用することで、開発がワークフローに従って実施されたことを保証する。また、FDA対応のための電子署名機能を搭載し、ワークフローにおける承認プロセスや、保存データが改ざんされていないことを証明できる。

 作成されたすべての成果物や欠陥情報は、その基となる要求やタスクと関連付けられ、要求からテストまでの完全なトレーサビリティを実現。Parasoft製のテストツールと連携すれば、テストケースやテスト結果といった成果物とタスクとの関連付けも自動で行われる。

 こうして収集されたさまざまな情報を、タスクの進ちょく状況やテストエラー件数など複数の切り口でグラフィカルに表示する。これによりプロジェクトのボトルネックや改善個所の特定を迅速に行えるという。

フェーズ毎のタスクの進捗状況確認画面
要件に関連付けられた単体テストの結果画面
プロジェクトで行われたテストに関するレポート画面
要件-テストステータスレポート画面

(川島 弘之)