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トライポッド、クラウド/大規模構成にも対応した企業向けオンラインストレージ「GIGAPOD 3」

 トライポッドワークス株式会社は10日、法人向けオンラインストレージの最新版「GIGAPOD 3(ギガポッド スリー)」を販売開始した。2013年1月7日から出荷を開始する。

 GIGAPODは、企業向けのオンラインストレージとして、クラウドサービス、アプライアンス、ソフトウェアパッケージの形態で提供されており、2007年2月の販売開始から、1500を超える企業・組織に導入されている。

 今回の最新版「GIGAPOD 3」では、顧客の要望に応えて、クラウドサービスおよび大規模システムに対応する機能を中心に強化。これにともない、新たにEnterprise Editionが新設された。

 おもな新機能としては、Active Directory/LDAP サーバーによるユーザー認証、マルチサーバー構成による負荷分散構成対応、リバースプロキシへの対応などが上げられる。ファイルアーカイブ機能も拡充し、ログ情報と共にファイルの実体もロギングするなど、監査機能も強化されだ。そのほか、任意のシステム名称(タイトルなど)が設定可能になっている。

 ユーザビリティの向上も図られており、ファイルリンクURLからのダウンロードやゲストフォルダ内のファイルアクセスをメールでリアルタイム通知できるようになったほか、大規模ユーザーに対応できるよう、ユーザーインターフェイスも改良された。

 従来からの基本機能としては、ファイル転送機能(ファイルリンク、フォルダリンク)、ファイル共有機能(共有フォルダ、ゲストフォルダ)、IPアドレス制限などのアクセスコントロール、SSL、監査ログなどのセキュリティ機能がある。また、オプションで他システムとの連携を可能にするAPI機能も利用できる。

 トライポッドワークスではGIGAPOD無料体験版も用意しており、製品情報ページから申し込みが行える。

GIGAPOD 3利用イメージ
リスト表示のほか、画像ファイルはサムネイル表示やスライドショー表示もできる
スマートフォンやタブレットにも対応

(工藤 ひろえ)