Windows Server 2012の中小規模向けエディション「Essentials」がRTMに


 米Microsoftは9日(米国時間)、最新サーバーOSであるWindows Server 2012において、クラウドとの共用を考慮した中小規模向けエディション「Essentials」のRTM(製造工程向けリリース)を発表した。

 Windows Server 2012では、個人向けのWindows Home Server、中小企業向けのSmall Business Serverといった派生ラインアップが廃止されているが、Essentialsエディションはその代わりとして提供されるもの。ユーザー数25人まで、デバイス数50台までの環境で利用でき、Microsoftでは「中小企業での1台目に最適なサーバー」として位置付けている。

 製品提供は11月より開始され、OEMパートナーからは年内にサーバー製品が出荷される予定だが、TechNetなどではすでにダウンロード可能。また180日間の試用版もMicrosoftのWebサイトからダウンロードできる。

 なおこれまでに発表されている資料によると、参考価格は、Open NLライセンス(ボリュームライセンスの1プログラム)の場合で、米国では425ドルから、国内では8万1700円からとなっている。

関連情報