Cstap、スマートフォンにも対応した人材採用支援「面接支援サービス」

　サイボウズスタートアップス株式会社は9月27日、採用面接用の「面接支援サービス」の提供を開始すると発表した。利用料金は受験者50名までで月額1万8800円（年額11万8000円）から。

　「面接支援サービス」は、動画により、書類選考だけではわからない応募者の知識や人柄について確認し、適切な人材を絞り込むための、いわば“デジタル面接”サービスとなっている。利用企業も、採用応募者も、Webブラウザーを介して利用するために難しいシステム設定などは不要ですぐに利用できる。

　サイボウズスタートアップスでは、当初中途採用に特化したサービスとして開発し、5月からベータ版を複数の企業に提供、要望のフィードバックやサービスのブラッシュアップを行なってきた。その中で「新卒採用にも使いたい」「スマートフォンからも応募できるようにしてほしい」という要望が多かったことから、一時期に多くの応募が集まる新卒採用にも使えるようにサーバー環境を強化。また、スマートフォンからも応募できるように機能を追加して、新卒採用・中途採用どちらでも使えるサービスとして正式版の提供を開始したもの。

　「面接支援サービス」は、クラウド上で応募者に対して「筆記試験」と「面接試験」を課し、その回答を確認することができるサービス。「筆記試験」では即戦力として必要な知識の有無を、「面接試験」の映像からは応募者の人柄や熱意などを見ることができる。

　Cstapでは、これまで時間的な制約などから書類のみで絞り込まざるを得なかったところ、「面接支援サービス」を利用することで、より広い応募者の人柄や知識を見て選考することが可能になるとしている。また、移動時間、交通宿泊費などの負担なく面接試験ができるため、遠方採用のハードルを下げることができる。

管理者のメイン画面	動画登録画面。動画は何度でも撮り直しできる

　試験結果を含めた応募者の情報はCSV形式で一括出力する機能を備え、応募者情報の登録は一括して数分で行うことが可能になり、また個人情報となる応募者の情報管理も一括して行える。

　「面接試験」では、応募者が動画を登録する公式を採用。応募者はパソコンだけでなく、iPhone（iOS 6以後）、Android OS搭載のスマートフォンからも筆記試験、面接試験を受けることができる。

　機能的には、管理者機能としては、応募者の登録・一括登録機能、試験内容のカスタマイズ機能や応募職種のカスタマイズ機能、応募者の試験解答状況確認機能、試験結果も含めた応募者情報の一括出力（CSV形式）機能、応募者検索機能、応募者進捗ステータス変更／確認機能、応募者の削除・一括削除機能を備える。

　採用部門の担当者向けの機能として、応募者の試験解答状況確認機能、応募者進捗ステータス変更／確認機能を備える。

管理者の設定画面	応募者一覧画面

筆記試験の設定画面	筆記試験の例

応募者向けのメイン画面	応募者の登録画面

　利用料金は受験者の上限人数で決まっており、月払いと年払いから選択可能。プランは受験者50名からで、月額1万8800円・年額11万8000円。100名で月額2万9800円・年額19万8000円、200名で月額3万9800円・年額26万8000円、300名で月額5万4000円・年額35万8000円、500名で月額7万5000円、年額47万8000 円。500名を超える場合は個別見積りとなる。

　なお、2013年3月末までは「サービス提供開始記念キャンペーン」を実施。期間内に申し込むと1カ月無料で利用することができる。