大塚商会、スマートデバイスにも対応した法人向けリモートアクセスサービス


 株式会社大塚商会は12日、法人向けリモートアクセスサービス「たよれーる どこでもコネクトサービス」を10月より開始すると発表した。PCだけでなくタブレット端末やスマートフォンなどのスマートデバイスにも対応する。

 「たよれーる どこでもコネクトサービス」は、大塚商会のデータセンターを経由して、ユーザー企業の社内システムへのリモートアクセスを可能にするサービス。ノートPCやスマートデバイスからのアクセスを大塚商会のデータセンターで認証し、ユーザー企業側に設置するリモートアクセスゲートウェイ「どこでもコネクトボックス」を通じて社内のネットワークに接続する。

 導入にあたってはネットワークの大幅な変更は必要なく、「どこでもコネクトボックス」の管理も大塚商会が行うため、専任のIT管理者が不在の中小企業などでも容易に導入できるのが特徴。また管理者向けに、アクセス管理、パスワードポリシー設定が可能な運用管理ツールを標準提供し、運用をサポートするとのこと。

 ユーザー企業がこれを導入すると、例えばスマートデバイスを通じて訪問した顧客先などから社内システムを利用できるようになるため、迅速な営業対応などが実現するほか、在宅勤務者向けの仕組みとしても活用できる。

 価格は、1IDあたり月額300円(税別)で、12カ月の最短利用期間が設定されている。またこのほか、「どこでもコネクトボックス」のレンタル料金が月額5000円(税別)/台、初期設定費用10万円(税別)/台が必要。

 なお12月には、標準のパスワード認証に加えて、特定の端末以外は接続できないようにする認証方式(プレミア)も開始する予定だ。こちらの価格は、1IDあたり月額500円(税別)。


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(石井 一志)
2012/9/12 13:46