サイオスとリコー、複数ファイルの一括印刷ソフト「Speedoc SelectPrint」


 サイオステクノロジー株式会社(サイオス)と株式会社リコーは5日、複数のフォルダからファイルを検索し、一括で印刷できるソフト「Speedoc SelectPrint」の提供を開始した。

 同製品はリコーの推進するオフィスソリューション「Operius」の開発パートナーであるサイオスがリコーの技術協力の下に開発したもので、サイオスが販売するほか、Operius認定商品としてリコージャパンからも販売する。価格は9万8000円(税別)で、販売目標は初年度1000本。

システム概要

 同製品では、ファイルの一括印刷に欠かせない豊富な検索機能(検索フォルダの指定、ファイルの種類やファイル名といった条件検索など)が利用できる。これにより、一括で印刷したいファイルをすぐに見つけ出せる。Windowsフォルダ内に保存されたファイルのほか、リコーの文書管理システム「Ridoc Smart Navigator」で登録されたファイルも検索可能。Office、TIFF、PDFなどさまざまな種類のファイル形式に対応する。

 印刷機能としては、対象ファイルの出力部数や出力順序を自由に変更できるほか、フィニッシャー機能などオプションが搭載されたリコーのデジタル複合機(MFP)を利用することで、ファイル単位でのステープルやパンチ開けも可能。このほか、MFPの印刷設定や印刷対象ファイルなどの情報を同ソフトに保存できるため、定期的に印刷が必要なマニュアル類、カタログ、学校の入学案内や教材、介護施設の入所案内などのドキュメントを、少ない手順で印刷できるようになる。

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