リコー、Webベースの文書管理システム「Ridoc Smart Navigator」


 株式会社リコーは、Webベースの文書管理ソフト「Ridoc Smart Navigator」を6月8日に発売する。

 Ridoc Smart Navigatorは、デジタル複合機(MFP)「imagio MPシリーズ」で読み取ったデータ、FAX受信したイメージデータ、PC内の文書ファイルなどを簡単な操作で一元管理できる文書管理システム。Webブラウザでアクセスして利用するため、クライアントへのソフト導入は不要。

 ドラッグ&ドロップで文書登録でき、登録された文書は自動でPDF化し、内部データベースに保存する。画面上でよく使う機能のボタン配置を個人ごとにカスタマイズできるほか、よく見る文書を記録してサムネイル表示し、検索条件も記録できる。文書単位でのアクセス制御、回覧情報の履歴表示もサポート。共有したい文書を関係者にメール配信する機能まで同製品内で完結するため、効率的に情報の周知が行える。

 「Ridoc Document Server」の基本機能を踏襲し、異なる形式のファイルを1つに束ねて管理するため、ファイルの内容をスムーズに確認可能。Active Directory連携、VMware ESX Server上での動作も保証されている。

 そのほか、MFPと連携して紙文書を電子化・登録するソフト「Ridoc GlobalScan」と組み合わせることで、読み取り後のデータ仕分けやファイル名の入力作業も省略できる。

 価格は、1サーバーライセンス、30クライアントライセンス付きで40万円(税別)。年間1000本の販売を計画する。




(川島 弘之)

2010/6/3 18:12