NEC、中規模な仮想環境を構築するパッケージ製品


CPS スタンダードパッケージR2

 NECは30日、クラウド共通基盤パッケージ「Cloud Platform Suite(以下、CPS)」において、中規模の仮想化基盤構築向け新製品「CPS スタンダードパッケージR2」を発売した。

 CPS スタンダードパッケージR2は、事前に設計・検証した製品(サーバー、ストレージ、OS、仮想化ソフトなど)を初期構築や、説明書・運用ガイドラインなどのドキュメントなどとまとめて提供するセット製品。一般的な42Uラックシステムとして提供され、仮想マシン100台程度までの中規模な仮想化基盤構築に適しているという。

 増設ユニット(ブレードサーバー、ストレージなど)を追加するだけで増設が可能。リソースプーリングの思想を基に設計している。また、仮想マシン構成(CPUコア数、メモリ容量、OS領域など)のパターンをテンプレートとして用意することで、事前に定めたモニタリング方式での管理を実現。運用時に空きリソースの管理が容易となる。

 今回はバックアップオプション製品の強化も実施。バックアップストレージとして従来のテープ装置に加えて、重複排除技術を搭載したディスクバックアップ用ストレージ「iStorage HS3シリーズ」を選択できる。災害に備えた遠隔バックアップサービスも用意する。

 製品の主な構成は、管理サーバー「Express5800/R120」、リソース管理基盤ソフト「WebSAM SigmaSystemCenter」、ブレード筐体「SIGMABLADE-M」、リソースサーバー「Express5800/B120」、仮想化ソフト「VMware vSphere 5 Standard」、ストレージ「iStorage M300」、ストレージ管理ソフト、説明書・運用ガイドライン・利用の手引き。

 価格は2900万円(税別)から。

関連情報