富士通SSL、ペーパーレス会議システムに「多地点間同期オプション」


 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は9日、ペーパーレス会議システム「WebコアConference」について、複数の拠点(セグメント)間会議で資料のページ同期やポインタ同期が可能な「多地点間同期オプション」の提供を開始した。

 WebコアConferenceは、タブレット端末などを活用し、サーバーに登録した資料を無線LAN経由で会議参加者の手元の端末画面に表示することで、ペーパーレス会議を実現する製品。発表者の操作に合わせて参加者全員の画面表示を連動させながら会議が行える。

 今回の多地点間同期オプションでは、複数拠点間の会議で資料のページ同期やポインタ同期を実現する。ほぼタイムラグがなくページを同期できるため、会議参加者の拠点が分散していてもリアルタイムに同じページを参照して、スムーズに会議を進行できるという。また、会議への参加拠点数、参加者数に制限がなく、国内外問わず広範囲な会議にも対応するとしている。

 動作確認済みの端末は、iPad(iOS 4.3/5.0/5.1)、富士通製のARROWS Tab(Android 3.2)、STYLISTIC M350/CA2(Android 2.3)、STYLISTIC Q550/C(Windows 7)、STYLISTIC Q552/C(Windows 7)。

 価格は、WebコアConferenceのサーバーライセンスが63万円、クライアントライセンスが1万500円/ユーザーから。多地点間同期オプションの基本ライセンス(2拠点まで)が31万5000円、3拠点以上で利用する場合の追加ライセンスが10万5000円/セグメント。別途保守費用が必要。

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