CA、レプリケーション製品の新版~NAT対応やACL機能を強化


 CA Technologiesは9日、レプリケーション製品の新版「CA ARCserve Replication r16 SP2」および「CA ARCserve High Availability(HA)r16 SP2」を発表した。22日より提供する。

 CA ARCserve Replication/HAは、データやアプリケーションの「保護」「復旧」「可用性」を実現する。最新版では、ネットワークアドレス変換(NAT)への対応とワークグループのアクセス権(ALC)複製への対応を図った。前者では、NAT環境下にあるサーバーとインターネット上にあるサーバー間で相互にレプリケーション/リストアが行える。

 後者では、Active Directoryドメインに参加していないワークグループのサーバー間でもファイル/フォルダのNTFSアクセス権を複製できるようになる。複製先でアクセス権を設定する必要がなくなるため、特にファイルサーバーの災害対策・冗長化がより簡単に行えるという。

 また、帯域制御機能の曜日指定に対応した。従来のように時間帯を指定するだけでなく、例えば「平日の日中は帯域を制御してレプリケーションによる転送量を抑え、週末は帯域制御を行わない」といったきめ細かい設定が可能となる。

 そのほか、ブロックレベル動悸のパフォーマンス改善、Microsoft SQL Server 2012のサポート、リワインド機能の強化を図った。

 価格は、CA ARCserve Replication r16 SP2が9万8000円(税別)から、CA ARCserve HAr16 SP2が22万8000円(同)から。

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