東京スター銀行、マーケティング用顧客データベースにTeradataを採用


 日本テラデータ株式会社は7日、株式会社東京スター銀行がTeradataデータベースを使ったマーケティング用顧客データベース(MCIF:Marketing Customer Information File)システムを新たに導入し、2013年1月の稼働開始を予定していると発表した。

 東京スター銀行では、既存CRMシステムの刷新を契機に新たにMCIFシステムを構築し、顧客情報を活用した商品開発およびマーケティング活動の強化を図ることになった。新システム導入に当たっては、テラデータの都市銀行と地方銀行での豊富な導入実績やデータベース設計思想、技術力を評価した。

 新システムは「Teradata Data Warehouse Appliance 2690」2ノードと汎用検索ツール「AccessNavigator Web版」によって構築され、主に本部および31ある店舗で、個人顧客向けのマーケティングや営業を行うリテール部門での利用を予定。金融商品の販売実績や購入者の分析を通じて、外貨預金や住宅ローンなどの個人向け新商品の開発と、ダイレクトメールやコールセンター、電歩での営業活動といった顧客アプローチに生かしていく。

 さらに新システム稼働後、利用する部署を法人部門にも拡大し、法人顧客向けの商品開発や営業活動にも活用できるよう、システムを拡張していく予定だとしている。

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(川島 弘之)
2012/8/7 14:35