富士ゼロックス、クラウド型コラボサービス「SkyDesk」のオンライン文書共有機能に有料プランを追加


 富士ゼロックス株式会社は10日、クラウド型のビジネスコミュニケーション支援サービス「SkyDeskサービス」において、オンライン文書共有管理アプリケーション「SkyDesk Docs」の有料サービスメニューを開始すると発表した。

 SkyDeskサービスは、コミュニケーションやコラボレーションの機能を、主に中小企業(SMB)に向けて提供しているクラウドサービス。メール、連絡先管理、スケジュール管理、資料共有、簡易ワープロ/表計算などの機能を基本無料で提供しているが、今回は、さまざまな文書やファイルをオンライン上のファイル保管領域に保管、管理できるSkyDesk Docsについて、有料メニューを提供する。

 SkyDesk Docsでは単なるファイルストレージとは異なり、格納されている文書ファイルをオンライン上でそのまま編集・閲覧が可能で、文書作成アプリ「SkyDesk Writer」、表計算アプリ「Sheet」、プレゼンテーションアプリ「Show」などの連携にも対応。複数のメンバーがオンライン上で同じ文書を見て、同時に作業しながら、チャットや、コメントの追加機能を用いてコラボレーションすることもできる。

 今回提供される有料メニューは、「SkyDesk Docsスタンダード」「SkyDesk Docs プレミアム」の2つ。SkyDesk Docsスタンダードでは、ファイル保存容量が無料サービスの1GBから5GBへ拡大され、SkyDesk登録メンバーで構成する「組織」メンバーの増加や、ファイルの保存・共有の利用状況に応じてファイル保存容量をさらに増やすことが可能になった。また、アップロード可能なファイル容量も無料サービスの1ファイルあたり50MBから250MBに拡大され、音声・動画などの大容量ファイルのアップロードにも対応する。

 さらに、SkyDesk Docsの共有キャビネットである「ワークスペース」が最大10まで設定可能。それぞれのワークスペースにプロジェクトの内容や共有したいデータの種類など、目的に応じた共有設定を行うことで、登録メンバー間での簡単かつ効率的な情報共有を支援するとしている。

 一方、SkyDesk Docs プレミアムでは、ワークスペースを最大20まで設定できるのみならず、SkyDeskサービスを利用していない人もWebブラウザ経由でSkyDesk Docsに格納した文書・ファイルをダウンロードし共有できる外部共有機能が追加されている。

 6カ月あたりの価格は、1組織あたりSkyDesk Docsスタンダードが1万2600円(税別)、SkyDesk Docs プレミアムが2万5000円(税別)。


SkyDesk Docs利用画面SkyDesk Docsメンバーへの共有画面
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