LSIロジック、PCIe 3.0対応のRAIDコントローラカードやHBAを発表


新モデルの1つ、「MegaRAID SAS 9270-8i」

 LSIロジック株式会社は28日、PCI Express(PCIe) 3.0対応の「MegaRAID」コントローラ7モデルと、ホストバスアダプタ(HBA)「LSISAS」3モデルを発表した。HBAは同日より国内での出荷を開始。MegaRAID製品は現在サンプル出荷中で、2012年第3四半期に一般への提供が開始される予定。

 MegaRAIDコントローラの新盛るは、4ポートまたは8ポートのSAS/SATAインターフェイスを備え、PCIe 2.0の約2倍、8GT/秒のビットレートを実現したPCIe 3.0へ新たに対応した。またいずれのモデルも、6Gbps SASに対応した「LSI SAS 2208/2308 ROC」と、1GBキャッシュメモリを備えたデュアルPowerPC(800MHz)を搭載。SAS/SATA HDDやSSDに格納されているビジネスデータやミッションクリティカルデータに対して、アクセスの高性能化とデータ保護機能の向上を同時に実現したという。

 さらに、「MegaRAID 9271-8iCC」「MegaRAID 9286CV-8e」の両モデルには、SSDのキャッシュ性能を高めるアプリケーション高速化ソフト「CacheCade Pro 2.0」が同梱されるほか、その他のモデルには、システムの保護機能を高めるフラッシュベースの「CacheVaultデータ・プロテクション」がオンボードで搭載されている。

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