ミラクル・リナックス、システムバックアップ製品「MSS」新版


 ミラクル・リナックス株式会社は15日、企業向けシステムバックアップ製品の新版「MIRACLE System Savior(MSS) V2」を発表した。価格は7万8000円(税別)からで、28日より出荷する。

 MSSは、OSS(オープンソースソフトウェア)のパーティション・ディスククローンツール「Clonezilla」をベースとした企業向けシステムバックアップ製品。仮想環境、SANboot/FCマルチパス、クラスタ構成、仮想I/O環境など先進的で複雑なシステムも確実にバックアップ・リストアできるという。

 新版では、対応サーバーベンダーを拡大。従来より対応している「HP ProLiant」に加え、「IBM System x」、富士通の「PRIMERGY」をサポートプラットフォームに追加。Xeon E5ファミリ搭載サーバーや大規模ストレージ(大量LUN)、iSCSIストレージにも対応する。

 価格は、平日標準時間・1年保守付きで7万8000円(税別)、24時間365日・1年保守付きが12万4800円(同)。

 ミラクル・リナックスでは、MSSを拡販するため、認定販売パートナー・プログラムも開始。パートナー企業との連携を密にすることで、大企業だけでなく、中堅・中小規模企業の顧客への販売・出荷体制を強固にする。

 また、Clonezillaの開発元である台湾国立HPCセンターのオープンソースソフトウェア研究室と、Clonezillaの品質向上およびコミュニティ支援に対する提携を行う。

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(川島 弘之)
2012/5/15 13:13