富士通、Hyper-Vを用いた事前検証済みのプライベートクラウド構築ソリューションを強化
富士通株式会社は18日、日本マイクロソフトが推進するプライベートクラウド構築プログラム「Microsoft Private Cloud Fast Track」対応ソリューションを強化すると発表した。7月より販売を開始する。
「Microsoft Private Cloud Fast Track」は、日本マイクロソフトとハードウェアベンダーが各社が共同で、プライベートクラウドに最適なハードウェア、ソフトウェアの構成を事前検証し、リファレンスとして提供するプログラム。システム要件に関するヒアリング項目に回答するだけで、事前検証済みの組み合わせの中から最適な構成を選択できるほか、ハードウェア実装、OS・各種ソフトウェアのインストール、設定が済んだ状態で納入されるため、導入時のユーザーの負荷軽減と、安定したシステムの短期間での稼働を実現するという。
富士通でも2011年7月から対応製品を提供してきたが、今回は日本マイクロソフトの最新の統合管理ツール「System Center 2012」に対応するとともに、自社のダイナミックリソース管理ソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator」の最新版と、ブレードサーバーの最新機種「PRIMERGY BX900」を採用した。あわせて、ブレードサーバー以外に、ラック型サーバー「PRIMERGY RX200/RX300」もラインアップへ追加している。