GMOクラウドとCTCSP、クラウドを活用したBCPソリューション「IQcloud Sync」


 GMOクラウド株式会社は21日、クラウドを活用したBCPソリューション「IQcloud Sync」を発表した。同社のデータセンターを利用するプライベートクラウドサービス「IQcloud Virtual Private」と、シーティーシー・エスピー株式会社(以下、CTCSP)のワンストップBCPサービス「Smart Zero-One」を組み合わせたソリューションで、同日より販売を開始する。

 「IQcloud Sync」は、企業の持つ業務環境をGMOクラウドが提供するクラウド環境上へ丸ごとバックアップし、業務継続力を高めるソリューション。業務システムを従来通りに運用しながら、バックアップをクラウド上に生成し、任意のタイミングで差分データのバックアップを取得することも可能という。また、企業の業務システムが停止した際には、数十分から数時間でのシステム復旧を実行できるとのこと。

 バックアップできる環境は、物理/仮想サーバーを問わず、またWindows/Linuxの混在環境をサポートしているのも特徴だ。

 具体的なサービスとしては、IQcloud Virtual Private上のクラウド環境を用意するほか、クラウドの導入設計サービス、クラウドサーバーのセットアップサービス、定期的なバックアップサービスなどが提供される。

 一方、BCP対策としては、BCP対策のソフトウェアライセンスと、BCPアセスメント、システム環境構築設定、バックアップ対象サーバーの同期・差分同期、リカバリテスト、簡易運用トレーニングなど、「Smart Zero-One」の各種サービスを提供するとのこと。

 なお「IQcloud Sync」はGMOクラウドが提供・販売するが、利用にあたっては、GMOクラウドのIQcloud Virtual Privateと、CTCSPのSmart Zero-Oneの双方を契約する必要があるとのこと。価格例は、バックアップ対象のサーバーが3台の場合、初期費用が241万5000円から、月額費用が18万2700円から。

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