手のひら静脈認証を利用した勤怠管理システム「PalmTime」


 株式会社日本セパレートシステムは、手のひら静脈認証勤怠管理システム「PalmTime Ver.1.0」を同日より販売開始すると発表した。物流業界向けに販売していた生産性向上支援システム「HandTime」シリーズの汎用版で、そのノウハウを生かしつつ、勤怠管理機能に特化したことで、価格を抑えて提供するという。

 「PalmTime」は、手のひら静脈認証の採用した勤怠管理システム。出退勤時に手のひらをかざすだけで時刻を記録でき、バイオメトリクスの利用により他人になりすませないことから、不正打刻を高いレベルで防止できるという。また、出勤/退勤ボタンを先に押す場合、何もせずに手のひらだけをかざす場合などを、企業の利用にあわせて設定可能。タイムカードやタイムレシートを発行しないことから、コスト削減も見込めるとした。

 出勤・退勤・休日といった状況は人員別に確認を行え、時間単価を設定しておくことで、人件費の集計を日々行えるほか、同じ部署に複数の会社のスタッフが所属している場合に、部署/会社を区別した時間管理を実施することもできる。

 さらに、1日に何度でも出退勤を繰り返せるので、午前中に勤務した後、一度帰宅して夜から再び出勤する、といったシフトにも柔軟に対応できるとのことだ。

 価格は、最小構成で56万円から。

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(石井 一志)
2012/2/20 12:43